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内科(内科一般、肝臓内科、消化器内科)

診療内容・主な疾患

当科は内科一般のほか、肝炎、肝硬変、肝がん、胃・食道静脈瘤、胆道・膵疾患などの症例が多く、また食道・胃・大腸腫瘍の内視鏡的切除(ESD、EMR)も広く施行しています。
特に胃・食道静脈瘤については、これまで600例以上の治療経験があります。
また、大腸内視鏡分野で世界的に有名な工藤進英教授率いる昭和大学横浜市北部病院消化器センターの協力を受け、常勤専門医の勤務のほか、週2日専門医が来院し外来・検査を担当するなど、高度な医療サービスの提供に努めています。


■昭和大学横浜市北部病院消化器センター

※全国的にも有名な工藤進英教授の率いる名門消化器センターより多数の専門医が来院し、診療を行っております。

 

外来担当

診療科
内科 午前 矢崎顧問 矢崎顧問 原田医師 池田医師 岡田医師 (検査・病棟)
岡田医師
(初診・紹介のみ)
池田医師
(初診・紹介のみ)
午後 池田医師 池田医師 池田医師 池田医師 池田医師  


※土曜日は緊急内視鏡検査などにより休診になる場合がありますのでお問い合わせください。
※変更になる場合がありますので、「内科からのお知らせ代診・特別外来医師のお知らせ」をご確認ください。

 

入院について

エアコン付き個室を完備、快適な入院療養生活環境を提供しています。

 

医師の紹介

内科顧問
矢崎 康幸 (Yasuyuki Yazaki)
主な専門領域 消化器疾患の内視鏡治療、肝臓病、食道・胃静脈瘤の治療、消化器寄生虫疾患の治療
主な資格 ・医学博士
・日本消化器病学会指導医
・日本消化器内視鏡学会指導医
・日本肝臓学会専門医
・日本内科学会認定専門医、ほか
趣味  
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診療のご案内(内科)

消化器:食道、胃・十二指腸疾患

食道、胃・十二指腸疾患については、胃バリウムや上部内視鏡(胃カメラ)によって診断がつき、投薬治療や内視鏡治療などを行っております。以下のような疾患などがあります。

(1)逆流性食道炎

胃液・十二支腸液の食道への逆流により発症し、元来欧米諸国で頻度の高い疾患でしたが、日本においても最近では食事の欧米化と体型の変化に伴い増えてきています。
逆流物の速やかな排除と胃食道逆流防止のために、食道・胃の運動機能亢進薬や酸分泌抑制薬などを処方します。重症や再発を繰り返す症例にはプロトンポンプ阻害薬を用います。

(2)食道がん

早期では、食べ物を飲み込んだ時に少し痛んだり、しみたりする程度の軽い症状です。
進行すると、食べ物が途中でつかえたり、胸のあたりに異物感を感じたりします。
早期では内視鏡的粘膜切除が行われることがありますが、放射線治療が中心になります。

(3)胃・十二指腸潰瘍

上腹部痛が代表的な症状で、背部痛、食欲不振、体重減少、吐血、下血、胸焼けなど多くの症状があり、症状がない場合もあります。
一般に食後に腹痛が増悪する場合は胃潰瘍、食後に増悪する場合は十二指腸潰瘍であることが多いといわれますが、そうでない場合もあります。
また、重要な合併症として出血と穿孔があり、緊急治療が必要になります。出血の場合には内視鏡的止血術、穿孔の場合には外科的手術が行われることがあります。
一般的にはH2ブロッカーやプロトンポンプ阻害薬を投与する薬物治療が行われます。
また、消化性潰瘍患者の多くがピロリ菌に感染しているため、ピロリ菌感染の診断検査と除菌療法が行われることがあります。

(4)胃ポリープ、胃がん

胃ポリープは良性の病変ですが、一部にがんの合併を認めることがあり、大きさや症状によりポリペクトミー(内視鏡的切除術)が行われます。
胃がんは内視鏡診断の進歩により早期に発見される例が増加してきており、日本人に多いがんの一つです。特徴的な症状があまり見られないため、定期的な胃バリウム検査や胃カメラ検査をお奨めします。早期では内視鏡的粘膜切除術が行われることがあり、それ以外では外科的手術が行われることが多くなります。

消化器:大腸疾患

大腸疾患については、大腸バリウムや下部内視鏡(大腸カメラ)によって診断がつき、投薬治療や内視鏡治療などを行っております。
以下は一例です。


(1)大腸ポリープ、大腸がん

大腸の病気は日本においても増加の一途をたどり、食事の欧米化が関係していると考えられています。大腸ポリープは胃ポリープ以上にがんの合併を認めることがあり、ポリペクトミーが行われることが多くなります。大腸がんは血便で疑われることがありますが、血便の原因が違う場合もあります。胃がんと同様に定期的な大腸バリウム検査や大腸カメラ検査を受けることが望ましいです。
治療も症状により、内視鏡的切除術、外科的手術が行われます。

消化器:肝臓、胆のう、膵臓疾患

肝臓、胆のう、膵臓疾患については、内視鏡的膵胆管造影検査や超音波検査、CT、MRIなどにより診断がつき、症状に合わせて各種治療を行っています。

(1)肝臓病

肝臓病の原因としては、肝炎ウイルス性、アルコール性、薬剤性、自己免疫性、代謝性などがあり、このうちウイルス性肝疾患が大きな割合を占めています。
主にはウイルス性肝炎(B型、C型など)、肝硬変、食道・胃静脈瘤(肝硬変の合併)、肝臓がんなどがあります。ウイルス性肝炎は、慢性肝炎から肝硬変そして肝臓がんへと進行していくことが多く、各段階に応じた治療を採用しています。B型及びC型慢性肝炎に対してはインターフェロン治療などを行い、肝硬変に進んだ場合には合併症の診断・防止に努め、食道・胃静脈瘤などの合併症には内視鏡的硬化療法などを数多く手掛けています。肝がんに対しては経皮的ラジオ波焼灼術や、症状により外科的手術を行います。

(2)胆のう、膵臓

胆石、胆のう炎、胆のうポリープ、胆のうがん、胆管がん、膵炎、膵がんなどがあります。
上腹部痛が多く、場合により背部痛などがあります。また黄疸を伴うこともあります。
症状に応じて、内視鏡下胆道ステント留置、内視鏡下胆道結石除去、経皮的胆管ドレナージ、などが行われ、外科的手術としては腹腔鏡下胆のう摘出術、開腹下胆のう摘出術、膵頭十二指腸切除術などが行われます。

 

代謝疾患

(1)糖尿病

糖尿病は高血糖状態が持続する疾病で、その原因は様々です。血糖値は正常では常に一定範囲内の数値に調節されていますが、血糖値が上昇した時の調節能力が低下してくると、高血糖状態が続くことになります。
糖尿病は1型と2型に分けられ、1型糖尿病は「インスリン依存型」とも言われ、多くは遺伝的素因を持った自己免疫性疾患と考えられており、若年のうちに発症してインスリンが体内でほとんど作られなくなるため、インスリン注射に依存せざるを得なくなりま。2型糖尿病は「非インス遺伝的因子と生活習慣が絡み合って発症する生活習慣病とみられており、糖尿病全体の9割を占めているといわれます。
治療については、1型糖尿病はインスリンが必須ですが、2型については食事療法、運動療法、薬物療法などを併用して、血糖コントロールに努めて病状の進行を押さえることが肝要です。
糖尿病の重要な合併症としては血管障害があり、大血管障害(閉塞性動脈硬化症、心筋梗塞など)、小血管障害(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症)、糖尿病性神経障害(足のしびれなど)などが挙げられ、腎症は腎不全から人工透析に、網膜症は眼底出血から失明へとつながっていく恐れが非常に高くなります。

(2)高脂血症

高脂血症はコレステロール値や中性脂肪値が正常値を超えて持続する疾病です。
特に自覚症を伴うものではありませんが、高脂血症に伴って発症する冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞など)や閉塞性動脈硬化症などの合併症の予防と治療が行われます。
高脂血症には、遺伝性の家族性高コレステロール血症場合もあり、家族の既往歴を調査することもあります。
治療については、食事療法、運動療法、薬物療法などが併用されます。

 

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