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リハビリテーション科
リハビリテーション科部長 川村澄人医師からのご挨拶
新時代のリハビリテーションに向けて
病気は治す時代から予防する時代へと変化しつつあります。幼少期から、セルフケアの重要性が増しています。中年以降、不規則な生活、運動不足から病気になり、多大な医療費の増加も社会問題化しています。これらの問題は、世界的にみても重要な課題です。全身の筋肉、骨、神経を調整することで心身のバランスをとることが健康維持に必須です。皆様がより健康的な生活を目指すために、その一助となれますようにスタッフ一同全力で努力します。
スタッフの紹介
![]() | リハビリテーション科 科長 本間 康祐(Kousuke Honma) | ||||||||
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![]() | リハビリテーション科 副科長 野田 健馬(Kenma Noda) | ||||||||
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![]() | リハビリテーション科 副科長 多田 啓亮(Keisuke Tada) | ||||||||
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![]() | リハビリテーション科 副科長 髙橋 良輔(Ryosuke Takahashi) | ||||||||
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![]() | 物理療法部主任 野口 伸也(Shinya Noguchi) | ||||||||
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![]() | 運動器担当主任 小倉 惇(Atsushi Ogura) | ||||||||
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![]() | リハビリテーション科 主任 上手 和威(Kazui Kamite) | ||||||||
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![]() | リハビリテーション科 主任 潮田 陽太郎(Yotaro Ushioda) | ||||||||
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![]() | リハビリテーション科 副主任 齊藤 瑛二(Eiji Sato) | ||||||||
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![]() | リハビリテーション科 副主任 長瀬 昴平(Kohei Nagase) | ||||||||
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![]() | 辻口 優磨(Yuuma Tsujiguchi) | ||||||||
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![]() | 幸田 翼(Tsubasa Kouda) | ||||||||
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![]() | 横岸澤 史基(Riki Yokogishizawa) | ||||||||
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![]() | 渡邊 伍哉 (Itsuki Watanabe) | ||||||||
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![]() | 新井 明(Mei Arai) | ||||||||
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![]() | 漆原 淳平(Urushiara Jyunpei) | ||||||||
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![]() | 安藤 諒人(Ando Masato) | ||||||||
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鍼きゅう部スタッフ
![]() | 鍼きゅう部主任 中西 敬明(Noriaki nakanishi) | ||||||||
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診療のご案内
Ⅰ.外科疾患
当院では、消化器外科全般の術前・術後の患者様や、がんによる化学療法治療中の患者様に対し、急性期~回復期~緩和期に至るまでリハビリテーションを行っています。
術前・術後リハビリテーションはカンファレンス等により医師や看護師と密に連携をとり、ベッド上の生活からの早期離床、日常生活の介助量軽減・自立を目標にリハビリテーションを行っています。
がんによる化学療法治療中の患者様は、病気に伴う苦痛(痛みなどの身体的苦痛、精神的苦痛、仕事や経済面に対する不安など)を多く抱えています。私たちはその患者様の訴えを傾聴し、患者様のQOL(生活の質)を高めることも大切な目的としてリハビリテーションを行っています。
Ⅱ.整形外科疾患
主に筋肉や骨・関節の外傷・障害、それによる手術が原因で、日常生活に支障をきたした患者様に対して、入院前以上の生活能力を早期に取り戻すことを目標に行っています。
定期的なカンファレンス等により医師や病棟スタッフとの連携を図り、患者様に満足していただけるよう努力しています。
Ⅲ.内科疾患
当院では、主に肺炎や糖尿病等の内科疾患や肝臓内科、消化器内科等の幅広い対象者様に対してリハビリテーションを行っています。
内科疾患は内視鏡による手術や治療時の安静により、二次的障害として廃用症候群を呈す危険性があります。そういった事態を未然に防ぐため、医師、看護師とのカンファレンスを通じ連携を密に取りリハビリテーションプログラムを立案しています。
内科病棟に入院される患者様に対し、いち早くベッド上の生活からの離床・日常生活の介助量軽減・自立を目標に、発症早期から以下のような介入を行っております。
理学療法では筋力が低下してしまった方への筋力増強訓練や肺炎後の呼吸リハビリテーション、また寝たきりになってしまった患者様に対する歩行訓練を中心に行っています。作業療法では、主に寝たきりになってしまった患者様が、元の生活に戻るためにトイレ動作や服の着替え等、患者様それぞれに合わせた日常生活動作の訓練を中心に行っています。
言語聴覚療法では、ご病気になられたことで水やお食事を上手く飲み込むことができなくなった患者様に対して、再び水やお食事を上手く飲み込むことができるよう摂食機能訓練を中心に行っています。
Ⅳ.脳神経外科疾患
当院では脳卒中(脳内出血、脳梗塞、くも膜下出血等)を発症後の患者様を急性期(入院当日)から慢性期・維持期(リハビリ可能な期間)の間、担当させて頂いております。
理学療法では動きにくくなった手足の機能回復を図り『起きる』『立つ』『歩く』などの基本的動作の獲得を目的に行っています。作業療法では日常生活で行えなくなった動作に対し、能力を最大限に引き出すような方法での動作獲得を目的に行っています。言語聴覚療法では言葉や食事に障害が出た患者様に『はなす』『たべる』に関する訓練を行っています。
一人の患者様に対し理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)の三職種で担当させて頂くことが多いため、三職種間の連携を特に強化しています。さらにカンファレンス等により医師、看護師などの他部門との連携も図りながらリハビリを実施しています。
Ⅴ.泌尿器科疾患
当院では手術後「尿失禁」に悩まされる患者様が数多くいます。「尿失禁」とは、「尿意が無いのに尿が出たり、尿意を我慢できずに尿を漏らしたりする」状態を指します。
尿失禁を予防する筋肉は「骨盤底筋」という筋肉で、リハビリテーションではこの筋肉の鍛え方を分かりやすく説明し、運動指導を実施しています。
手術後、痛みや尿失禁により生活の幅が狭くなってしまった患者様の身体面、精神面を支え、医師や看護師と協力し、元の生活に戻れるよう支援を行っています。
Ⅵ.循環器科疾患
当院では心不全や腎不全、閉塞性動脈疾患や動脈瘤などの循環器内科、外科の様々な疾患をお持ちの患者様に対しリハビリテーションを行っています。
発症後または手術直後早期より介入を行なっており、深部静脈血栓症や廃用症候群などの二次的合併症の予防と早期退院・社会復帰を目指して取り組んでおります。
早期介入に伴うリスク管理としては定期的なカンファレンスを実施しており、他職種と連携して安全で効果的な治療が行えるように努めております。
Ⅷ.療養
当院では長期入院患者様に対し、病棟内での生活動作の改善や趣味・役割の再獲得を目指しリハビリテーションを行っています。
リハビリテーションの時間以外においても自発的に活動が行えるような環境設定や病棟内移動の円滑化、デイルーム(多目的スペース)を生かした余暇活動の再獲得などを目指しています。また病棟とともにレクリエーションを施行し、楽しく充実した入院生活の一助となれるように努めております。