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2012年プロ野球キャンプリポート

平成24年2月24日から26日まで、沖縄県金武町ベースボールスタジアムで行われた、東北楽天ゴールデンイーグルスのキャンプを訪れました。今回の訪問は、一軍打撃コーチであるデーブ大久保さんの御厚意により実現しました。

24日は、早朝7時からのアーリーワークを見学しました。軽いウオームアップの後、一部の野手が、シート打撃を行いました。早朝とあって、若手が中心でしたが、8時ころには、主力の松井選手、岩村選手がランニング、体幹トレーニングを中心に開始しました。
トレーニング自体は、近年のはやりである体幹トレーニングを中心としたもので目新しいものはありませんでした。
コンディショニングコーチと話をしたところ、今年は大きな故障者が出ていないとのことです。一日多い選手で6000スイングを行っているにも拘わらず、大きな故障がないとは驚きですが、アーリーワークを始めたことにより選手が早く寝るようになり、節制が進んでいることも理由のひとつなのでしょうか?
しかしながら、実戦が進むにつれ疲労などが蓄積し、思わぬケガ、故障は必ず起こりますので油断できません。
数名の選手を診察しました。腓腹筋の軽い筋挫傷の選手と、膝蓋腱炎の選手、膝関節炎の選手のみで後は大丈夫でした。

打撃では、デーブコーチの理論である、腕の力に頼らない、下半身主導の打撃フォームの習得が各選手に徹底されました。かたに力が入ると、体全体が硬くなり、軟らかい打撃ができません。バットのヘッドを効かせた効率的な打撃は、故障予防にも適していると思います。
今年の楽天は、若手の目が輝き、ベテランの目はリベンジに燃えております。打撃に関しては楽しみなシーズンになりそうです。
 

デーブ大久保コーチと川村整形外科部長 アーリーワークで指導する大久保コーチ
   
室内で打撃練習を行う、
松井稼頭央選手(手前)と岩村選手(奥)
オープン戦が雨天中止となり、
対戦相手のヤクルトのつば九郎とエール交換?

 

スポーツ整形外科センター

 

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